おばたまり行政書士事務所   
ときどきコラム

ときどきコラム1 遺言書を作るメリットとは

遺言書を作成する主なメリットには次のようなものがあります。

・安心感の獲得:自分の意思が尊重され、残された家族が相続争いで苦労する可能性を減らせるという安心感が得られます。この精神的な安定が、日々の生活の質を高めます。
・財産の明確化:遺言書を書く課程で、自身の財産を整理し、現状を正確に把握することができます。これは老後の生活設計にも役立ちます。
・家族への配慮:誰に何をどれだけ残すかを明確にすることで、残された家族が相続手続きをスムーズに進められるよう配慮できます。
・第二の人生の準備:財産だけでなく、葬儀や医療に関する希望、家族への感謝のメッセージなどを書き残すことで、自分自身の人生の集大成として現在の生き方を見つめ直す機会にもなります。

このように、遺言書は「今をより良く生きる」ためのポジティブなツールと言えるでしょう。(2025.11.22)

ときどきコラム2 知的障害のある子にはお金をたくさん残せば良い?

知的障害をもつお子様には親御さんはたくさんのお金を残してあげたいと思うものです。
しかし、お金をたくさん残しても、本人が浪費してしまったりお金をだまし取られてしまっては元も子もありません。お金の残し方と、その残したお金の管理の仕方、両面から考えておく事が大切です。


お金を残す仕組みとしては、「遺言」、「信託(家族信託・生命保険信託など)」「障害者扶養共済」などがあります。お金を管理する仕組みとしては、「成年後見制度(法定後見・任意後見)」「日常生活自立支援事業」「財産管理等委任契約」などがあります。(2025.11.23)